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ゲーム会場で、オレンジ色のパーカーを着た人がメカニカルキーボードを持っている
説明用のストック写真です。Wooting 80HE+やKBTの試用機ではありません。撮影:RDNE Stock project/Pexels。 写真の出典

Wooting 80HE+を日本から買う前に:配列・総額・旧80HEとの違い

80HE+はModuleだけ買えば安く完成するとは限りません。日本向けの円表示、JIS配列、ケースの流用可否から、完成品・自作・旧80HEの継続利用を選びます。

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先に結論:JISが必要か、流用できる部品があるかで選ぶ

新しく一台をそろえ、ANSI配列でよいなら、ABS完成品を基準に比較するのが分かりやすい選び方です。 日本向けの公式表示は32,100円。Moduleは24,100円ですが、新しいABSケース5,700円を足すと29,800円になり、完成品との差は2,300円です。ここから必要なスイッチやキーキャップを加えます。

旧80HEが問題なく動き、欲しいものが大型ノブだけなら、本体交換を急ぐ必要はありません。メーカーは旧80HEへのノブ対応を案内しています。一方、分割スペースバーを使いたい場合はModule構成を検討します。完成品のスペースバーは通常タイプです。

JIS配列が必須なら、注文前の配列確認を最優先にしてください。 今回確認した80HE+の公式販売バリエーションはANSIとISOで、JIS版は見当たりませんでした。旧80HEには公式にJISの記載がありますが、それを新しいPlusの販売仕様として扱うことはできません。将来のJIS発売予定も確認できていません。

今の状況 最初に検討する選択 注文前に確認すること
初めて購入し、ANSI配列で使える ABS完成品 配列、色、注文時の納期と総額
分割スペースバーが目的 対応するModule構成 ケース、プレート、各スペースキーのキーキャップ
旧80HEに大型ノブだけ追加したい ノブ単体 現在のケースを含めた対応状況と注文の入荷時期
旧80HEが正常で、体感できる高速化を期待している 今の80HEを継続利用 速度以外に買い替える理由があるか
JISの変換・無変換キーや配列が必須 対応が確認できる製品を待つ・選ぶ 「80HE」と「80HE+」の型番を取り違えないこと

公式資料に基づく購入ガイド。本記事では80HE+の実機を使用していません。仕様と互換性はメーカー資料、価格は2026年9月18日の公式表示に基づきます。打鍵感・音・遅延の実測レビューや、注文を完了した見積もりではありません。

80HE+を見て「今の80HEを買い替えるべきか」と迷ったら、まず欲しい変化を一つ決めましょう。分割スペースバーなのか、大型ノブなのか、完成品としての構成なのか。そこが曖昧なままModuleだけを選ぶと、ケースやキーキャップを追加して、想定より高くなることがあります。

日本向け表示価格と米国価格を混ぜない

下表は、配送先を日本とするパラメーター付きの公式完成品ページ公式Moduleページが返した円表示です。国内販売店の希望小売価格でも、送料などを含む支払総額でもありません。最終的な請求条件と配送予定は注文画面で確認してください。

構成 日本向け公式表示 読み違えやすい点
完成品・ANSI・ABS Dark/Frost 32,100円 通常スペースバーの完成品
完成品・ANSI・亜鉛合金 Black 46,500円 大型ノブ付き。ABSと入荷予定が異なる
80HE+ Module 24,100円 ケース、スイッチ、キーキャップを別にそろえる
新80HE+ ABSケース 5,700円 旧80HEのケースをPlus Moduleに流用する代わりには、新しい対応ケースが必要

米国ストアではANSIのABS完成品がUS$199.99、ModuleがUS$149.99と表示されています。このドル価格をそのまま日本での支払額と考えたり、単純な為替換算を日本の公式価格と呼んだりしないようにしましょう。同じ商品でも、比較に使う配送先と通貨をそろえることが大切です。

旧80HE・60HE v2・Razerと比べるなら、まず配列で選ぶ

新しいモデル名だけでは、使いやすさは決まりません。Fキーや矢印キーをよく使うなら80HE+やテンキーレス、マウスを動かす場所を広く取りたいなら60HE v2の小ささが判断材料になります。手元の80HEに困っていなければ、買い替えを見送る選択も合理的です。

比較表:2026年9月18日に確認した米国向け完成品の参考価格。通貨は米ドルです。上の日本向け円表示とは別の販売条件で、税・送料を含む日本への購入総額ではありません。

モデル 米国向け完成品価格・確認時の状態 配列・スイッチ 設定方法 選ぶときのポイント
Wooting 80HE+ ANSI ABS US$199.99・予約受付 80%、磁気式Hall effect、Tikken Medium Wootilityのブラウザ版/アプリ Fキーと矢印キーを残して、新しいケース構造や打鍵感を選びたい人向け。完成品のスペースバーは通常型
旧Wooting 80HE 所有済みなら買い替え費用なし。米国ABS ANSIはUS$179.99表示だが在庫切れ 80%、磁気式Hall effect、L60 v2 Wootilityのブラウザ版/アプリ すでに使い慣れた一台があるなら継続使用を優先。安い価格表示だけで購入可能とは判断しない
Wooting 60HE v2 ANSIプラスチックUS$179.99・通常/分割スペースバーの完成品を注文可能と表示 60%、磁気式Hall effect、Tikken Medium Wootilityのブラウザ版/アプリ コンパクトさや、完成品で分割スペースバーを選べる点が魅力。独立したFキー列・矢印キー群がないため、必要に応じてレイヤーやキー割り当てを使う
Razer Huntsman V3 Pro Tenkeyless 8KHz US配列Black US$219.99・カート追加を表示 テンキーレス、Gen-2アナログ光学式 Synapse 4/対応ファームウェアでSynapse Web、本体での一部調整 ダイヤル、専用ボタン、付属リストレストを含めて選びたい人向け。Wootingとは検出方式や設定環境が異なる

4機種ともメーカーは最大8 kHzのポーリングを案内していますが、同じ数字だから実測遅延も同じ、とはいえません。今回、80HE+を含む同一条件の独立した比較測定は確認できていません。速度順のランキングとしては扱わず、配列、必要な機能、完成品か組み立てか、最終的な購入総額で絞りましょう。

60HE v2のUS$179.99は完成品の価格です。一方、80HE+ Moduleはケースやスイッチなどを揃える必要があるため、Module単体の価格とそのまま比較しないでください。Razerもブラウザ設定に対応しているので、「ソフトをインストールせず設定できる」という理由だけでWooting独自の利点とはいえません。日本から買う場合は、それぞれの販売店で実際に選べる配列、保証条件、税・送料を確認します。

比較の出典:Wooting米国80HE米国60HE v260HE v2公式仕様Razer米国公式販売一覧RZ03-0552公式仕様Synapse Web対応機種。80HE+の出典は本文の公式情報を参照。

Moduleは「24,100円の完成品」ではない

新しいABSケースを使う場合、確認できた部品価格は次のとおりです。

Module 24,100円 + 新ABSケース 5,700円 = 29,800円

これは入力できる一台を完成させるための総額ではありません。すでに持っている部品を使うなら、スイッチとキーキャップが選んだ構成に合うかを先に確認します。特に分割スペースバーでは、必要なキーキャップのサイズが通常のセットと異なる可能性があります。対応が確認できていないセットを、価格だけで注文しないことが重要です。

メーカーの同梱品案内には、Module、USBケーブル類、ドーターボードと内部ケーブル、プラーなどが含まれます。見積もりを作る際は、同梱される部品を重ねて購入する必要がないかも確認しましょう。本記事では分割スペースバー構成の完成総額までは確認していません。

すべての部品を新品でそろえる人にとって、完成品との差が2,300円しかない点は重要です。Moduleは必ず安くするための選択ではなく、分割配列や手持ち部品、自分で選んだ構成を使うための選択として考えると判断しやすくなります。公式の新ABSケースも、旧ケースと型番を区別して確認してください。

日本向け表示はANSI ABS完成品32,100円、Moduleと新ABSケースは29,800円。必要なスイッチとキーキャップは別
日本向け表示ではModuleと新しいABSケースの合計が29,800円。完成品との差は2,300円ですが、必要なスイッチとキーキャップはこの合計に含みません。

ケース互換性は一方向:旧ケースにPlus Moduleは入れない

公式80HE+のFAQでは、Plus Moduleを旧80HEケースに組み込む構成を非対応としています。内部コネクターの位置変更により、旧ケース内部のリブが接続したケーブルに干渉するおそれがあるためです。押し込んだり、ケースを加工して合わせたりする前提で購入しないでください。

組み合わせ メーカーが案内する互換性
80HE+ Module → 旧80HEケース 非対応
旧80HE Module → 新80HE+ ABS/亜鉛合金ケース 対応
旧80HE用プレート → 通常スペースバーの80HE+ 対応する案内あり。分割版は別のプレートが必要
大型ノブ → 旧80HE 対応する案内あり。社外ケースは別途確認

「新ケースが旧Moduleに使える」という説明を、逆方向にも使えるという意味で読まないことが、この買い替えで最も重要な確認です。

80HE+ Moduleは旧ケースに非対応、旧80HE ModuleはPlusのABS・亜鉛合金ケースに対応する一方向の互換性
外観が似ていても、Plus Moduleを旧ケースへ移す組み合わせはメーカー非対応です。

何が変わり、何が変わらないのか

80HE+の主な変更はLekker Tikken Mediumスイッチ、FR4プレート、内部構造とケースの見直しです。亜鉛合金の完成品は大型ノブを備え、Moduleでは分割スペースバーを選べます。これらは構成や操作方法の違いであり、KBTが打鍵音の優劣を実測した結果ではありません。

8kHzやRapid Triggerは旧80HEにもある機能です。メーカーは内部の更新に触れる一方、旧型との遅延差については小さく、体感上の大きな差を示すものではないと説明しています。「Plusならプレイが目に見えて速くなる」という理由だけで買い替える根拠にはしない方がよいでしょう。

新しい磁気式キーボードを比べるときは、機能名より自分に必要な配列や接続条件を優先します。別モデルの判断軸はK-001の購入前チェック、物理配列とキー表示の整理はQWERTY配列とキーボードテストの解説も参考になります。

10月・12月の予定は、自宅に届く日ではない

予約は2026年9月17日に始まりました。確認時点の公式FAQが示す目安は、ABS完成品とModuleが10月下旬、大型ノブと亜鉛合金完成品が12月中旬のメーカー倉庫への入荷です。日本の購入者宅への到着日ではありません。

また、公式配送ポリシーでは、複数の商品を含む注文は、必要な商品がそろうまで待つ場合があると説明されています。先に入荷する本体と、後から入荷するノブを同じ注文に入れるなら、本体だけ先に届くと決めつけないでください。注文時の見込みと、注文後にWooting Hubへ表示される予定を確認します。

到着後に確認する5項目

組み立てや設定のあとには、まず通常のキー入力を確かめましょう。ゲームの結果や好みの設定値を比べる前に、押したキーが届き、離したときに解除されるかを見る作業です。

  1. 一つずつ押す・離す。 日本語キーボードテスターで、実機に合わせて画面の配列を選び、文字、矢印、Fキーを順に確認します。OSが使うショートカットなど、ブラウザまで届かない入力もあるため、反応しないだけで故障と断定しません。
  2. 変更した割り当てを確認する。 分割スペースバーやリマップしたキーは、それぞれが意図した入力になるか確かめます。ノブを音量などのメディア操作に設定した場合は、通常のキーとしてテスターに出るとは限りません。実際のアプリ側でも動作を見ます。
  3. 使う同時押しを試す。 ゲームで使う移動キーと修飾キーなどを組み合わせて押し、入力が欠けないか確認します。通った組み合わせの観察であり、全組み合わせのNKRO認証ではありません。
  4. 単押しと長押しを分ける。 一度だけ押したつもりで二重に入る場合は、チャタリング専用テストで再現条件を記録します。長押しによる通常のリピートは別の挙動です。切り分けはキーリピートの速度と遅延の解説を参照してください。
  5. 音の比較条件をそろえる。 キーボード音のリアルタイム解析を使うなら、マイク、距離、机、入力の強さをなるべくそろえます。表示される傾向を同じ条件で比較します。未校正のマイク入力なので、実験室の騒音計と同じ測定ではありません。

ブラウザ上のキーイベントや入力イベントの間隔は、設定後の挙動を観察する材料です。USBの8,000Hz、アクチュエーション距離、機器全体の遅延、競技大会での利用可否を認証する検査ではありません。

ブラウザに届くキーイベントを確認する流れ。USB 8kHz、作動距離、機器全体の遅延を証明するテストではない
画面の反応はブラウザが受け取った入力です。OSのショートカットやメディア操作など、ページへ届かない入力もあります。

メーカーの発表動画で変更点を確認

Wootingが2026年9月8日に公開した公式動画です(英語)。メーカー自身による紹介で、独立した実測レビューではありません。現在の倉庫入荷予定は、本文で参照した最新のFAQを優先してください。

So... where did the Wooting 80HE go?

Wooting公式動画をYouTubeで見る(英語)

よくある質問

Wooting 80HE+にJIS配列はありますか?

2026年9月18日に確認した公式販売バリエーションでは、完成品とModuleにANSI/ISOの記載があり、JISは確認できませんでした。旧80HEのJIS情報をPlusへ当てはめないでください。将来の対応予定は、本記事の確認範囲では未発表です。

Moduleを買えば、そのまま使えますか?

いいえ。Moduleに加え、対応するケース、スイッチ、キーキャップをそろえます。日本向け表示ではModuleが24,100円、新ABSケースが5,700円で、合計29,800円。必要なスイッチとキーキャップ、送料などを含む完成総額ではありません。

旧80HEのケースを80HE+ Moduleに使えますか?

メーカーは非対応としています。内部コネクターとケーブルの干渉が理由です。逆に、旧80HE Moduleを新80HE+のABS/亜鉛合金ケースに入れる組み合わせは対応すると案内されています。

80HE+へ替えると入力が大きく速くなりますか?

そのような体感差を保証する根拠はありません。旧80HEも8kHzとRapid Triggerに対応し、メーカーは遅延差を小さいものと説明しています。分割スペースバー、ケース、ノブなど、必要な変更を基準に選びましょう。本記事は実機ベンチマークではありません。

日本にはいつ届きますか?

購入者ごとの到着日は確認できていません。公式FAQの10月下旬(ABS/Module)、12月中旬(亜鉛合金/ノブ)は倉庫への入荷目安です。配送先と注文内容で変わるため、注文画面とWooting Hubの予定を確認してください。

参照した公式情報

仕様、互換性、販売表示は2026年9月18日に確認しました。配送先や構成により条件が異なるため、注文前に最新の公式表示を再確認してください。

今の入力を確かめてから、必要な構成を選ぶ

買い替えで直したい症状があるなら、まず押す・離す・普段の同時押しを確認します。分割配列やノブが目的なら、その機能に必要な部品と総額を比較しましょう。

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